ビジネスの世界では「もはやアイディアに価値はない」って言われる訳なんですね。
というのも,インターネットとかSNSの登場でいいものは一気に拡散されてしまうからです。
先日YOUTUBEに店の状況をリアルタイムで流し続けるという弁当屋が話題になっていましたけど。(万引きが減ったそうな)
そういうアイディアも一瞬でパクられて,多分これから先はそういうお店がどんどん増えていくわけですよ。
(学校を24時間YOUTUBE配信したりする学校とかも出てくるんじゃないですかね)
そしてこの「アイディアの価値のなさ」みたいなものは教育の世界でも言えると思うんですよねーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
先日,「ケーキの切れない非行少年達」のレビューを書いたんですけど。
(その記事はこちら)
その次の日,職員会議だったんですけど,他の先生が出してきたプリントがこれですからね。
「あれ?ブログ書いてるのばれたか?」
ってめちゃくちゃヒヤッとしましたけど,結局その先生もこの本読んでいて周りの先生に紹介していた訳なんですね。
そしてそれ聞いてる他の先生も
「あ,俺も読みましたよ」
的なことを言っているわけです。
さらにこの本を読んで私は「コグトレ」なるものを初めているわけなんですが,
1日5分! 教室で使えるコグトレ 困っている子どもを支援する認知トレーニング122
- 作者: 宮口幸治
- 出版社/メーカー: 東洋館出版社
- 発売日: 2016/11/02
- メディア: 単行本
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これ持って歩いていたら
「先生もそれ持ってるんですね」
って同僚から言われたんですね。
まぁつまり,何が言いたいかというと,アイディアとか発想なんてのは教員の世界でももう差がつかないってことなんですよ。
ちょっとググればいくらでも面白い授業に使えそうな資料とか映像が出てきますからね。
いい授業は指導案がネット上にアップされるのでみんなそれパクったりするわけです。
(実習生が出してきた指導案がみんな同じだったなんて話も。みんなネット上の指導案の言葉コピペしてるからです。)
ただ実際にはそんなアイディアに価値がない時代にあっても,
「いい先生」
「わかりやすい先生」
と
「そうでない先生」
との差というのは生まれると思うんですね。
その辺はどんな所に生まれるのかっていうところをちょっと明日からは書いてみたいと思います。
追伸
情報が伝達されやすくなったことで,より均質で質の高い授業が子ども達に届けられるようになったっていうのはとてもいいことだと思いますけどね。
一方で情報を自分からかき集めようとする先生とそうでない先生の差はかなり出るかもしれませんね。頑張らないとなぁ。
本日も読んでくださりありごとうございました!