教職者K

教育について考えるブログ。

部活全員入部制を廃止するために提案してみた②

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ということでね、昨日の続きなんですけど。

 

(話の流れがわからない方は先にこちらをどうぞ↓)

 

 

 

suno200002000.hatenablog.com

 

 

会議の場でまず私は

 

「もう部活全員入部はやめるべきではないか?」

 

と提案したんですよ。そしたらですね。

 

「部活の参加が少ない子については部活内の理解を求めながら今の全員入部制を継続すれば良いのではないか」

 

って最初に意見が出まして。

 

私としてはてっきり全員入部制にはもうみんな疑問を持っているもんだと思っていたので、

 

「(あれ?)」

 

ってもうこの辺りから感じていたんですよ。

 

さらには,

 

「この辺りの地域は部活全員入部のところがほとんどで、希望制のところをむしろ聞かない」

 

「もしうちだけ希望制にしたら、他の学校でもそのような動きが起こる可能性がある。その結果チームとして成り立たない部が出てくる可能性がある。」

 

「うちの学校だけで判断してはいけないのでは」

 

と次々に出てきましてね。

 

ただ,そういう選択を率先してとることが他の学校にとっても利益になるんじゃないかって言ってみたりもしたんですけどね。

 

それにやりたい部がないのに入部しなければならない子ども達が辛いんじゃないかと。

 

そしたらですね、

 

「多分全員入部をやめたら部活に入らない子が増えると思う。そうやってキツイこととか,嫌なことから逃げる人間になってしまうのではないか」

 

という意見も出ましてね。

 

私としては

 

「今の時代逃げることを覚える方が大事だと思いますけど」

 

と言ってみたりしたんですけど、なかなかわかってもらえないんですよ。

 

 

最終的に

 

「これもうこの場で決められる話じゃないな」

 

となり,話は流れてしまったわけです。

 

 

さらに,「週案の廃止」についても…

 

教育委員会に提出するので,一応チェックはしておいたほうがいい」

 

で終了。

 

「衣替えの廃止」

 

については,

 

「真冬に半袖の生徒がいたらおかしいのではないか」

「半袖では儀式を行うのにふさわしくない」

「逆に真夏に長袖を着たがる子もいる」

熱中症が心配」

 

などが出てきて。

 

最終的に「柔軟に対応できるように衣替えを長く取りましょう」という結論に落ち着いたんですよね。

 

 

ということで私としては教員になってから初めて今回色々と提案してみたんですけど,

 

 

ほぼ全敗

 

 

という結果だったんですよ。

 

そしてその時に私の頭によぎったのが、

 

先のローランド様の言葉なんですよね。

 

なんかこう,私の意見で何かを大きく変えるっていうのは,

 

 

絵の具を一本プールに絞るみたいなもんだなぁと。(←学校だけに)

 

色変わらないじゃないですか。それだけじゃ。

 

何かを変えるときにもその例えがすごくしっくりくるなって思ったんですよ。

 

 

それが例えばバケツくらいの小さい範囲だったら割りかし簡単に色が変えられるんです。自分の部活の中とか教室の中とか。

 

でもプールみたいな大きなものの色を変えようと思ったらもっと元の絵の具を多くしないといけない。

 

具体的にいうと私以外のもっと多くの人に「そうだよな〜」と事前に思っておいて貰えたらもう少し違ったのかもしれません。

 

 

何にせよ私は色々と経験が足らなすぎるというか,そういう根回しをしなければいけないのかということに今回初めて気づかされましたね。

 

思いだけじゃ何も変えられんぞと。

 

ローランド様の言葉はそんなことまで私に考えさせてくれたわけです。

 

 

本日も読んでくださり,ありがとうございました!