教職者K

教育について考えるブログ。

ピラミッド型でいかに縦積みのチームに勝つか。

ということで2つ前の記事の回収なんですけど。

 

suno200002000.hatenablog.com

 

高校で結果出すために,「その競技しかやってない」みたいなチームをどうやって倒すのかって話なんですけど。

 

問題はその積み方を誰がしているのかってことだと思うんですよね。

 

つまり縦積みっていうのはほとんどの場合、指導者がしていることが多い。

 

過去のノウハウから最短で勝利へのルートを作ってそこに向かって積み上げるのが指導者なんですね。

 

でもだから指導者から離れた瞬間に自分ではどうしていいか分からない人間を作ってしまう要因にもなるわけです。

 

なので結論なのですが,こういう図にすべきですね。

 

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🔲が指導者が積んだブロックです。

 

そして■は選手自身が積んだもの。

 

そして,〇は外部などの力を借りて積んだものです。

 

要は,選手自身が自分で考えて技能を高めるような体質にすること。

 

そして外部からの力も借りて積む駒を増やし成長スピードを上げること,というのがこの積み方をしつつも勝てる方法です。

 

指導者が積んだマスは同じ数ですが、これだったら高さでも勝てるわけです。

 

例えば話し合いや選手自身に問いかけることを多くすれば,指導者が見ていない時間も自分でトレーニングしたりして力をつけます。

 

他にも他の分野,例えば栄養学について外部から講師を呼んで学んだりしたらまたピラミッドの土台がしっかりとしてくるでしょう。

 

このように,ピラミッド型のチームが縦積みのチームに勝とうと思ったら「指導者以外の力」を最大限に生かすことが必須であると思います。

 

なので私は子ども達同士の話し合いだったり,外部のビーチバレーに連れて行ったりしているわけですね。

 

どんどん私の口数は減っていますが,子ども達の伸びは格段に速くなっているのを感じて居ます。

 

そして2つ前の記事で旧角刈りの友人であるタムラ君から,

 

「これ勉強でも同じこと言えると思う」

 

っていうコメントもらったんですけど。

 

これ確かにそうで,今東大行っても仕事出来なくてむしろ東大ブランドに苦しんでる人って結構いるみたいなんですね。

 

「東大出てるのに,仕事出来ない」って言われてしまうというか。

 

東大に合格するっていう目標をもって勉強にのみ重きを置いて行った結果,対人スキルとかが非常に低くてうまくやれなかったりすると。

 

(私も過去の人生で何人か東大生会いましたけど,確かに対人スキルは低かったですよ笑)

 

そしてこういう積み方を誰がしているのかというと,学習の場合親や教員になるわけですね。

 

何にせよ他の人間から言われたことをただやる工夫しないタイプの人間は,全国大会にでようが,東大を出ようがやっていけない世の中なのは間違いありません。

 

指導者がその辺のことを理解して子ども達に常に考えさせる習慣作りをさせていきたいものです。

 

本日も読んでいただき,ありがとうございました!

 

 

2026年1月10日に会いましょう。

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いや残念ですわ。

 

というのも今日成人式なんですよ。

 

私が初任で三年間持って初めて卒業させた子達の成人式が今日なんですね。

 

自分がもった教え子達初めての成人式ですから,どんな風になってるかとても楽しみですし,お祝いを述べたいところなんですけど。

 

私,5年前に卒業させた時から「5年後の成人式に呼ばれるのかぁ…」って勝手に妄想してましたからね。

 

でもコロナの影響もあってなんか微妙な感じになっちゃってますよね。

 

結局私もビデオメッセージだけ送っただけなんですよね。それが会場で流されたりYOUTUBEで流れるそうな。

 

(しかもそのメッセージもあんまりまともなメッセージではないんですよ笑)

 

なんでしょうね,私自身振り返ってみても成人式で見る人の姿がそのまま最後になってる人ってかなりいるんですよね。

 

仲のいい連中とはそのあともずっと会ったり,結婚式みたいな人生の節目であったりしますけど,そうじゃない「その他大勢の人たち」っていうのは本当に成人式で記憶が止まっているというか。

 

だから私は成人式って結構大事だし面白いと思うんですよ。

 

一緒に義務教育過ごしていた人間がどう変化していったか見るっていうのは,なんだか単純に興味がわく話ですよね。

 

だから,こういう機会に若者はしっかり集まって飲んで。

 

大いに昔の話とこれからの話をしたらいいと思いますし,私もそこに加わりたかったんですけど今年についてはそれが出来ない。 

 

だから,5年後ぐらいにどっかで集まれたら呼んで欲しいなって私は思うんですよ。

 

いやもうこれ完全にこの前読んでた本の流れなんですけど笑

 

suno200002000.hatenablog.com

 

いいじゃないですか,ワンピースっぽくもあって。

 

私自分が成人式やった時に朝まで駅前に集まってくる色んな人間と話して飲み歩いてたんですけど,

 

「なんでこんな楽しいイベントが人生に一回しかないんだろう」

 

って思いましたもん。

 

しかもみんながまだ20歳になってないからなんか色々居酒屋入るのも気にしなくちゃいけなくて面倒なんですよね。酒も慣れてないから変な飲み方しますし。カルーアミルクとかカシスオレンジばっかり飲むでしょ,その年齢の人たちって(←完全に偏見)

 

だから25ぐらいで集まるってのがいいんじゃないかなって思うんですよね。

 

大学行ってた連中も就職して落ち着いて,コロナも落ち着いてそれぐらいのタイミングでしっかり再会を楽しんだ方がいいのではないかと思うのです。

 

ちなみにそれぐらいになったら仕事も安定している人も多いでしょう。私は年下であろうと頂けるものは有難く頂戴したいと思ってるので,おごってくれてもいいですよ。(高いお寿司が食べたいです)

 

まぁそんな感じでまたどこかで再会出来ることを楽しみにしています。

 

またどこかで会いましょう。

 

成人おめでとうございます。

高校スポーツの弊害。

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最近サッカーとかバレーとかの高校生の全国大会をやっていて。

 

そういう結果がどうなのかってのは私も気になる所だし、頑張ってきた高校生が報われる場所ってのはあるべきだと思うんですけど。

 

でも強豪校ほどその育て方に問題があるってのは前々から私は思ってたんですね。

 

ちょっとそのことを書いてみたいと思うんですけど。

 

強豪校の育て方っていわば縦にブロックを積むみたいな感じなんですよ。(そうじゃないところもあるけど、そういう所が多い気がします。)

 

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このゲームはより高く積んだ方が勝ちですから、これが最短です。

 

だから、このやり方ってのは非常に合理的なんですね。

 

一方で他の一般的なチームっていうのは勝つためのノウハウが無かったり、そこまで競技に全てをかけてるわけではないので、自分で調べたり、競技よりも勉強したり、ほかの学校行事に参加したりする訳です。

 

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だからいわばピラミッド型に積み木を積んでいく訳ですね。

 

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そして同じ3年間、同じ積み木の数で比較した時に、どちらが勝つかというと、これはやはり最短で高さを出す前者の積み方なんですね。

 

でもこれって問題があって。

 

そもそも、ものすごく不安定な積み方であるので、ちょっとの衝撃に弱い。

 

更にそれ以上積み重ねることが出来ない

 

訳です。(この絵だとわかりづらいですけど、実際そうですよね)

 

これが現実でも言えると思うのです。

 

現に練習しすぎで故障してしまったり。

 

他にも大学に進んで自由な生活に触れた瞬間に競技を離れてしまったり。

 

そのチームでの勝利を優先するために、特定の技能を磨いた結果、他の技能が疎かになってしまい大学で大成しない選手もいます。

 

つまり、強豪校が強いのはあくまで「その段階」の話なのです。

 

長い目で見た時にはむしろそういう環境でやって来てない選手の方が土台がしっかりしてる分、将来性があるのではないかと思うのです。

 

また強豪校と普通校では明らかに戦略に差があります。

 

でも、勝ち方が分からなくて負け続けたとしても「どうしたら勝てるのか?」を自分なりに考え続けるってことは子ども達にとって競技が上手くなる以上に世の中を生きていく上では価値のあることだと思うんですよ。

 

だから高校とかジュニア期で成果を出していることが果たして本当に子ども達の将来のためになっているのかっていうのは考え直すべきだと私は思うんです。

 

そして、日本はそんなジュニア期の結果にこだわりすぎていて、子ども達の将来を潰していると思えて仕方がないんですね。

 

ただですね、結局みんな結果がすごく大事ですから、

 

 

勝てないと誰も話を聞いてくれない

 

 

んですよね。

 

どんなに綺麗事を言っても、それよりもやっぱり勝利によって得られる自己重要感の方が大きい訳で。

 

私がどんなに言っても勝てない限りは負け犬の遠吠えにしか捉えて貰えません。

 

じゃあどうしたらあの積み方でも勝てるのかっていう話なんですけど。

 

そこはまた明日にでも書いてみたいと思います。

 

本日も読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

【これもオススメ】僕は君たちに武器を配りたい

いやぁ、今回も瀧本哲史先生の本読んだんですけど。

これも超ツボだったのでお勧めです。

 

特にこれから社会に出ようとしている人、他にも自分で会社を起こそうとしている人。

 

そんな人に向けて瀧本先生が「武器になる教養」を与えてくれる一冊です。

 

これから社会に出る新成人、大学生にこそ是非読んでいただきたい一冊。オススメです。

 

本の中にもありますが、今の世の中って競争が半端ないわけですよ。

 

本書ではその現代社会の特徴の一つが「コモディティー化」だとしています。

 

コモディティーっていうのは本来日用品を表す言葉なんですけど。

 

つまり、色んなものがどんどん日用品みたいになってると言うわけです。

 

牛丼がまさにそうで、コモディティー化した牛丼は味の差異なんてほとんど消費者にとって関係ないわけで。

 

少しでも安い牛丼が求められるようになるわけです。もう値段でしか見てもらえない訳ですね。

 

そしてこれが人材にも言えるようになっているのです。

 

例えばなんですけど、どんなに資格を取ったりしても、そこで他の人と差別化を図っている限り価格で勝負するしか無くなります。

 

例えばどんなに英語が堪能だったとしても、クオリティが変わらないならその中で安い人に頼もうっていう価格競争になる訳です。

 

これが医者とか弁護士といったこれまで高収入とされて来た人達の世界でも起こっている訳ですね。

 

だからたくさん勉強して資格とったりすれば安泰の生活が待っている世の中っていうのはもうとうの昔に終わってるんですよ。

 

じゃあどうするのか、っていうヒント(武器)がこの本にはたくさん詰まっているので是非皆様に読んでいただきたいなと思いました。

 

最終的に一番大事なのは、

 

「自分の頭で考える」

 

ってことなのかなと。

 

他の人との差になるその人の特徴とかオリジナリティーみたいなものはその人の中にしか無いんですよね。

 

だから自分の頭で考える習慣がとにかく大事だと思います。

 

同時に自分の頭で考えてない人って実はかなりいると思うんですよ。

 

例えばYouTubeひろゆきさんは1時間ぐらいずーっと喋っていて。

 

そこに視聴者がスパチャ(投げ銭)をして、ひろゆきさんに質問に答えてもらうっていうのをやってるんですけど。

 

あそこでスパチャしちゃう人ってめちゃくちゃ危なくないかなって思うんですよ。

 

だって自分の疑問に対しての回答を人に委ねてるわけですから。

 

もちろんひろゆきさんの知識って半端じゃないですし、回答はすごく面白いんですけど。

 

でも、「質問する前に自分の中で考えたのか?」っていう大事なプロセスをめっちゃ飛ばしてる気がするんですよね。

 

同様に今西野さんとかホリエモンさんとかが、色んなオンラインサロンとかやってますけど、そこから成功した人って居ないんですよ。

 

これ結局人に回答を頼って自分の頭で考えない人に答えなんか出せないってことだと思うんですね。

 

(だから去年は私はメルマガとかオンラインサロンとか色々入ってたんですけど、もう全て辞めちゃいました。ここに答えはないなと。)

 

もし自分の中に疑問があるのだとしたら、そこを自分で本読んだり、研究する人だけが成功出来るんだと思うんですよ。

 

そんなことを考えさせられた有意義な一冊でした。

 

興味のある方いましたら是非どうぞ。

 

本日も読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

学校で進むパラダイムシフトの話。

今学校で大幅に校則が緩和されようとしてるんですけど。

 

どうしてもここに世代間ギャップが出てくるんですね。

 

特に上の世代は、これまで「校則を子ども達に守らせる」っていうことを一つの教育活動として大切にしてずっとやって来ましたから、規則緩和に対する違和感が凄いわけです。

 

あんまり変えると学校が荒れてしまわないかと懸念してる訳ですね。

 

しかし、時代は変わってるんですよ。

 

例えば昔は変な格好して来たら家に帰させるとか、ワックスつけて来たらその場で頭洗わせるとかあった訳ですけど。

 

そもそも授業を受けるだけならどんな格好でも本来良いはずです。

 

それに、むしろ家に帰させることが教育権の剥奪だったり、パワハラだったりと問題視されてしまう世の中になって来ているのです。

 

更に子どもの権利条約に照らした時に「日本の校則って法的にもおかしいですよ」ってのが最近の弁護士会からの見解なんですよね。

 

ちなみに、スウェーデンの校則なんかを見ると、「授業はちゃんと受ける」「いじめはしない」みたいな当たり前のことしか書いてなくて。

 

服装に関する規定なんか一つも書いてないんですよ。

 

日本は島国で移民が少ないこともあるんでしょうけど、異質なものを受け入れない、国民に統一性を求める土壌があるようです。

 

(例えばこれが移民の多い国で、学校の規則が服装までガチガチに決まってたら国際問題になりますからね)

 

だからもう時代的には学校の決まりってどんどん見直さないと、むしろマズイって状況なんですけど、どうしても上の世代が首を縦に振らない訳ですよ。

 

でもそこでタムラ君からの昨日の記事へのコメントでもある「天動説と地動説」の話を思い出したんですね。

この本に書いてあるんですけど、当初絶対的だった天動説派は別に自分達の意見を譲ったわけではなかった、と。

 

これ結局、天動説派がみんな死んじゃって世代交代が起こったことによって地動説っていう考え方が正しいと言われるようになったみたいなんですね。

 

つまり、

 

パラダイムシフトっていうのは世代交代だって書いてある

 

わけですよ。

 

私が言いたいのはこのパラダイムシフトがもう少しで学校にも起こるって事なんですよ。

 

大量採用されていた上の世代がもう少しでごそっと抜けるんですね。

 

そうなると今の若手のミドルリーダーみたいな人がいきなり管理職となって学校を管理する立場になるわけです。

 

こうなった時にもう学校は変わらざるを得ない訳ですよ。

 

昔のガチガチに子どもを抑え込むのが教育だと思っていた人達から運営する層がガラっ変わりますから。

 

だから今は小学校はのびのび、中学校は規則でキッチリみたいな風潮はあと10年で変わると思います。

 

同じようにもう部活も変わらざるを得ないと思います。

 

世代交代が起こってこれからの若い世代は自分の時間を大事にして、働き方改革を当たり前のものとしています。

 

共働きで男女が子育てに共同責任を負う今の世の中にあって、土日に当たり前に練習があるというのは、労働環境としても問題がありますよね。

 

昔のようにやりがいだけで、教員に労働を求められる時代じゃ無い訳ですよ。

 

ということで、世代交代に伴って部活も運営出来なくなるのではないかと私は思います。全く新しいものを早めに模索しないといけない。

 

(令和5年までに完全に地域に移行すると言われていますが、どうなんでしょうね…)

 

このようにですね、ここから先の10年で学校にはきっと大きなパラダイムシフトが起こります。

 

そしてそういう時に新しい学校の舵を切るのは、

 

ちょうど我々の年齢層

 

なんですよ。

 

だから、私達が教育に対してどういう考えをもっているのかっていうのが、そのまま日本の教育の未来に繋がる話なんだと思います。

 

そう考えるとワクワクしますね。

 

ま、とりあえずやりたいように出来るように準備しときますわ。

 

ということで思いついたことをつらつらと書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。

 

皆様の参考になれば幸いです。

 

本日も読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

【お勧め】2020年6月30日にまたここで会おう。

これ友人のタムラ君からこのブログのコメント欄でお勧めされたんですけど。

読んでみたら超面白かったですね。流石、私の趣味を分かってるというか。

 

(ちょっとハマってしまい、この人の本全て読もうかと思ってるぐらいです)

 

内容としては京大で『起業論』を教えていた先生の東大での講義をまとめたものです。

 

この先生は「武器としての教養」を学生たちに配ることで世の中を変えていこうとしているわけですね。

 

そしてリベラルアーツなどを学ぶことを推奨し、「一見すぐに役に立ちそうに無いことが実は物事を考える上で非常に重要」とといている訳です。

 

そして今溢れている様々な情報に対して「分かりやすい答えには意味がない」とばっさりです。

 

ちょっと要約が難しいのですが、大学生、そして若者にこそ読んで欲しい一冊だなと思いました。

 

何より本書の中では、明治維新の頃の中心人物達がほとんど30代であったことに触れ、「30代のうちに国政を担うような人物を目指すべき」としています。

 

私の34歳っていう歳はそう考えるとちょっと年取り過ぎなくらいかな…と思いました。

 

でも、高齢化している今の世の中だったら、私ぐらいの歳から大きな挑戦をしてもおかしく無いのかもしれません。

 

そんなとにかく熱い一冊で、自分の人生を、小さくまとめようとするな、っていう大きなモチベーションを得た気がします。

 

何より痺れたのは次の一説。

 

「だいたいこの年次でこの職について、このタイミングで局長になって、事務次官になれない奴は天下り、みたいなことがすべて決まっていて、40になった時には完全に先の人生が見えてる」

 

「でも僕の人生は全く見えない。これからどうなるか、まったく分からない。そういう人生が歩みたかったから、マッキンゼーに移ったんだ」

 

痺れましたね。

 

私もこの歳になってくると先のことが見えて来てる部分があったんですよ。何となく自分はこういうルートになるんだろうなって。

 

それに公務員だから、その安泰さに満足しそうになっちゃうんですよ。

 

でもそうじゃなくて、自分自身でもっと楽しい人生のルート見つけられるんじゃないかってことに気付かされました。

 

自分自身、ちょっとリベラルアーツ甘いところもあるので、また勉強し直さなきゃ行かんなとも思いました。

 

そんないろんな人にとって自分を振り返るきっかけとなる一冊だと思います。

 

興味のある方是非どうぞ。

 

皆様の参考になれば幸いです。

 

本日も読んでいただき、ありがとうございました、

【お勧め】お金の大学

 さて,こちらを読みましたので,概要と感想を書いてみます。

本当の自由を手に入れるお金の大学

本当の自由を手に入れるお金の大学

 

 

コロナの影響もあってあまりお金を使わない生活にはなっているわけなんですけど。

 

それでも計画的にやらないといくらあっても足りないのがお金なんですよね。ほら宝くじあたっっても一文無しになる人もいるくらいですからね。

 

うちの場合,お金の管理をしているのが全て私なので読んでみたわけです。

 

この本はそんなお金に関するリテラシーをあげてくれる一冊。気の向くままに買い物したり,お金は銀行に預けてるって人にお勧めです。

 

本書ではお金に困らないためには5つのステップが重要だとしています。

 

まず,

 

①貯める。

(格安SIMの利用。電力会社の乗り換え。保険は掛け捨ての生命保険のみ(月5000円以上は払い過ぎ)。家は賃貸。車は買っても中古。車両保険はいらない。控除を利用した節税など)

 

つぎに

 

②稼ぐ

(転職して給与を増やす。副業を始めるなど)

 

そして

 

③増やす

(NISA・idecoの活用。インデックスファンドのドルコスト平均法による積立。不動産投資など)

 

そして増やした財産を

 

④守る

(詐欺にかからない。天災リスクを減らす。浪費をやめる)

 

最後に

 

⑤良い使い方をする

(寄付・プレゼントする。豊かな消費をする。自己投資。時間を買う)

 

です。

 

読んで思ったのが,私は大方やっていましたね。(ちょっと貯めるのところが甘いですけど。あと副業出来ないんですよね)

 

ただ,自分がこれまで積立投資で貯めたものを最終的にどうしたらいいのか迷っていたのですが,その出口戦略についても考えるきっかけになりました。

 

(4%ルールってものがあるみたいですね。ちなみに「4%ルール」とは、年間支出の25倍の資産を築けば、年利4%の運用益で生活費をまかなえるという考え方です。年間支出が仮に250万円なら、6,250万円の資産を築いて年利4%で運用すれば、理論上は資産を維持したまま生活できるっていう。こちら参照してください

 

liberaluni.com

 

まぁとにかく私自身NISAやっていて思いますが,自分で働くよりお金に働いてもらった方がはるかに効率的にお金って増えるんですよね。

 

なので何もしてない人,特に若い人は若さと年数がそのまま利益につながるのでお勧めです。

 

ただし,やっぱりそうは言っても何かを変えるって手間だし,面倒じゃないですか。

 

私も保険を変えようと思ってるんですけど,その交渉とかが面倒だなって思って高いままにしてるんですよね…。だから多くの人にとって行動を変えることによって得られる利益よりも目の前の行動を起こすコストの方が高くなってるんですよね。

 

ただ,例えば保険料とスマホ代で1万円,月々減らせば年間で12万浮くわけで。その分楽しいことに使えるわけですよね。どうせ使うなら楽しいことに使いたいじゃないですか。

 

そして最近はそんな「使い方」の方が難しいなと思いますね。満足できる使い方ってなにかなと。

 

まぁとりあえず今年はそんな風に絞るところ絞って,使うところに使うっていうメリハリのある生活を心がけたいと思っております。

 

皆様の参考になれば幸いです。

 

本日も読んでいただき,ありがとうございました!

 

 

 

新年のご挨拶。

あけましておめでとうございます。

 

皆さまお正月いかがお過ごしでしょうか。

 

私の方はと言えばやることも何もなく,帰省もせず。

 

今年もしょうもなくこうしてダラダラとブログを書いているわけですね。(いやぁ,やることないですね!しかし!)

 

思い返してみると,毎年年末には実家に帰省していたので,初めて家で過ごす正月になっております。

 

だから夫婦そろってこういう時どうしていいかなかなか迷ってしまうわけですよね。これまでは実家に行けばごちそうを用意してもらえていたわけですし,普段会わない人と会えば会話も弾みますから。

 

ちなみに私の実家のお正月料理といえば,「鮭を煮たやつに酒粕をドボドボとかけたもの」と「鯉こく(鯉を輪切りにして煮こんだ味噌汁のこと)」なんかが出されまして。

 

我々はあんまり食べないんですけど,じいちゃんがそれよく食べてる思い出があるんですよね。

 

そして「福無量」っていう地元の日本酒を燗にして3が日飲み続けるっていう過ごし方な訳ですね。

 

そして妻の実家の方はと言えば,鱈を食べる地域みたいで。そちらに行くと鱈を食べさせてもらうことになるわけです。

 

このようにお正月の郷土料理ってその土地の歴史みたいなものが見えて面白いですよね。

 

でもほら我々って土地の人間でもないし,そういう定番がないわけですよ。

 

だから初めての自分達だけの年越しをどうするのかを迷ったんですけど。

 

最終的に大みそかの夜はせり鍋をチョイスしたわけです。

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 しいたけ,ごぼう,鶏肉なんかを適当に煮ておいて,最後にセリを根ごと投入。

 

この根っこがなんとも泥臭くて旨いんですよ。鶏肉のだしとセリが合うんですね。坂東英二とゆで卵ぐらい合うんですよ、これが。

 

そして最後には〆として蕎麦を投入。

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 これを年越し蕎麦として頂いたわけです。

 

ヘルシーだし,美味しいし,年末感もあってとっても満足度高かったですね。

 

元旦はこれまで作ったことないというおせち作りに妻がチャレンジしてくれました。

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見たことない物ばっかりなので子どもも楽しそうでしたね。

 

なので帰省は出来ないですし,やることも特にないですけど,これはこれで発見があるのかもなぁと思いながら,過ごしております。

 

今年一年もそんな感じで「出来ないこと」よりも「出来ること」。「失ったこと」よりも「見つけたこと」を大事にしながら明るく生活していけたらなと思っております。

 

読者の皆様の一年が穏やかで心豊かな年になることを祈っております。

 

まぁそんな感じで今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

本日も読んでいただき、ありがとうございました!

物事の背景を考えるクセをつけよう。

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最近物事の背景に目を向けるのってめちゃくちゃ大事だと思うのでそのことについて書いてみたいと思います。

 

例えば家の広告とか見てると,「今応募したら当選者一名にモデルハウス500万円で販売します!」みたいなこと言ってる大手企業さんのCMがあるんですね。

 

普通に家って3000万とかしますから,それってめちゃくちゃお得な話に聞こえるじゃないですか。

 

でも実際にはそれっていうのは,

 

「家欲しいと思って応募してくる人たちの個人情報の方が欲しい」

 

っていう企業側の思惑が背景があるわけなんですね。

 

だから私はそれ応募したらめちゃくちゃ電話とかDMとか送られて逆に面倒臭そうだなって思うんですよ。

 

当選するメリットよりも個人情報取られてアプローチされるデメリットの方が私は嫌なんですね。

 

他にも家の見学とか行くと,多くの住宅メーカーが3千円のクオカードとかくれたりするんですけど。(行くだけで三千円貰えるわけですから,これはお得ですよ。)

 

でもそれも背景をよく考えたら,メーカーが払っているというよりも,「すでにそのメーカーから住居を買った人」から支払われているわけですよね。

 

だからこのメーカーから家を買ったら余分な金まで払うことになるんだなって考えるとけしてお得ではないなって思ってしまうのです。

 

こういう事ってCMだけじゃなくて色んな事に言えると思うんですよね。

 

例えば歴史を見ても福沢諭吉は「学問のススメ」で「学問をするかどうかで人は差がつく」っていうことを言ってるんですけど。

 

実はその言葉の背景には自分が創立した慶應義塾に人を呼び込みたいっていう思惑があったわけなんですね。

 

このように物事には必ず背景とか「根」みたいなものがあって。

 

我々が見えるのは表に出てる部分だけなんですよね。だからその根を見ることで初めて全体像が理解できるわけです。

 

 

そしてこれは教育をする上でも非常に重要な考え方だと私は思ってるんですよ。

 

子どもを見たときに,その背景を考えられるかどうか。

 

例えば私はしょっちゅう家庭環境調査票といって子ども達の家族構成なんかが載っている個人情報の凝縮みたいなものを見るのですが,何かあった時にそこ(子ども達の背景)を見るととても納得することが多い。

 

例えばある子が「家族で食卓を囲む絵」を書いて,賞を取ったことがあったんですが,その子は家庭環境が複雑で家族と暮らしていないんですね。

 

だから,その絵が「こういう風に家族で食事がしてみたい」っていう彼女の背景の上に書かれているのだと思うと,私はすごく涙が出そうになりましたし,声掛けもちょっと変わってきますよね。

 

このように表面だけでなく,背景にあるものを考えるというのは相手を理解する上でも非常に重要だと思います。

 

来年もコロナが続けば今年以上に子ども達の背景が複雑になっていくでしょう。

 

そこを少しでも理解して,よりよい教育活動が出来たらいいなと思っております。

 

まぁ来年も頑張ります。

 

本日も読んでいただき,ありがとうございました!

 

追伸

今年一年も本ブログ「あそこで熊が踊ってる」を読んでいただき,まことにありがとうございました。

 

公務員が文を書くというのは立場上なかなか難しいところではありますが,私にとって文を書くというのは癒しであり,探究であり,なかなかやめられないんですね。

 

これからも細く長く続けていけたらと思っておりますので,来年も読んでいただけたらと思います。

 

今年一年誠にありがとうございました!

 

 

最近買ったユニクロ3選。

いやもう今年は買い物しないと思ってたんですよ。

 

ほら出かけませんし、帰省もしませんから。

 

でもオンラインで注文してた子供服ユニクロに取りに行ったら、気づいたら何点か手に取ってましてね…。

 

いつの間にか買ってたんですよ…

 

怪談話かと思いましたよね。

 

まぁ誰も気にしてないと思いますが、せっかく買ったのでちょっとご紹介したいと思います。

 

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まずこちらのヒートテックコットンカラーネックT。

 

コットンとヒートテックが合わさって出来た一枚。

 

夏に出たエアリズムTが素晴らしすぎてその冬版として購入しました。

 

艶といい、厚みといい、夏が素晴らし過ぎたのでこれはちょっとまだそこまでではないかなと。

 

着てみましたが、正直なところ一枚で着るにはちょっと心もとないかなって思いました。

 

でもインナーとしては申し分なし。持ってて損はないかなと思って購入です。

 

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そして、ウルトラストレッチスキニーフィットカラージーンズ。

 

これ驚いたのが価格。

 

なんと値段1990円だったのですね。(多分今は2990円)

 

細いパンツはとりあえず何にでも使えるし、ブラックなら仕事にも使えるので迷わず購入。ベージュとブラックの二色買いましたわ。

 

今思うとネイビーも良かったかも。でもとりあえずこの値段がありがたい限り。

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そして偶然行った時が発売日だったのがこちら。

 

ユニクロUのモックネックプルオーバー。

 

これ2020AWの時に出て即完売していた商品なのです。それが年内に再販になるとは嬉しい限り。

 

なんといっても厚手で光沢感があるんですよ。

 

インナーとしても使えるし、春先は一枚でも着用出来るという超万能な一枚。

 

全体的にリラックスしたシルエットですが、首元が高い分ちょっとフォーマルな印象があります。ジャケットの下に入れてよし、ニットの下に合わせてよし。

 

ニューカラーのピンクも気になりましたが、着こなす自信がないので無難にナチュラルを購入しました。

 

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ユニクロとはいえ人気の形の新しいカラーはすぐに無くなっちゃうんですよね…。)

 

前回買えなかったのでこの再販は嬉しい限りです。

 

他にもセールかかりまくっていて、今本当にお得感が強いです。

 

さらに一万円以上買うとエアリズムマスクが貰えたり、どん兵衛が貰えたりとお得になっておりました。

 

もう本当にユニクロの服ばっかりになってますね。

 

思い返すと今年一年本当にユニクロさんにはお世話になりました。もしかしたら親戚のおじさんよりお世話になってるかもしれません。

 

来年も日本企業の更なる躍進に期待したいと思います。

 

本日も読んでいただいて、ありがとうございました!