ということで2つ前の記事の回収なんですけど。
高校で結果出すために,「その競技しかやってない」みたいなチームをどうやって倒すのかって話なんですけど。
問題はその積み方を誰がしているのかってことだと思うんですよね。
つまり縦積みっていうのはほとんどの場合、指導者がしていることが多い。
過去のノウハウから最短で勝利へのルートを作ってそこに向かって積み上げるのが指導者なんですね。
でもだから指導者から離れた瞬間に自分ではどうしていいか分からない人間を作ってしまう要因にもなるわけです。
なので結論なのですが,こういう図にすべきですね。
🔲が指導者が積んだブロックです。
そして■は選手自身が積んだもの。
そして,〇は外部などの力を借りて積んだものです。
要は,選手自身が自分で考えて技能を高めるような体質にすること。
そして外部からの力も借りて積む駒を増やし成長スピードを上げること,というのがこの積み方をしつつも勝てる方法です。
指導者が積んだマスは同じ数ですが、これだったら高さでも勝てるわけです。
例えば話し合いや選手自身に問いかけることを多くすれば,指導者が見ていない時間も自分でトレーニングしたりして力をつけます。
他にも他の分野,例えば栄養学について外部から講師を呼んで学んだりしたらまたピラミッドの土台がしっかりとしてくるでしょう。
このように,ピラミッド型のチームが縦積みのチームに勝とうと思ったら「指導者以外の力」を最大限に生かすことが必須であると思います。
なので私は子ども達同士の話し合いだったり,外部のビーチバレーに連れて行ったりしているわけですね。
どんどん私の口数は減っていますが,子ども達の伸びは格段に速くなっているのを感じて居ます。
そして2つ前の記事で旧角刈りの友人であるタムラ君から,
「これ勉強でも同じこと言えると思う」
っていうコメントもらったんですけど。
これ確かにそうで,今東大行っても仕事出来なくてむしろ東大ブランドに苦しんでる人って結構いるみたいなんですね。
「東大出てるのに,仕事出来ない」って言われてしまうというか。
東大に合格するっていう目標をもって勉強にのみ重きを置いて行った結果,対人スキルとかが非常に低くてうまくやれなかったりすると。
(私も過去の人生で何人か東大生会いましたけど,確かに対人スキルは低かったですよ笑)
そしてこういう積み方を誰がしているのかというと,学習の場合親や教員になるわけですね。
何にせよ他の人間から言われたことをただやる工夫しないタイプの人間は,全国大会にでようが,東大を出ようがやっていけない世の中なのは間違いありません。
指導者がその辺のことを理解して子ども達に常に考えさせる習慣作りをさせていきたいものです。
本日も読んでいただき,ありがとうございました!