教職者K

教育について考えるブログ。

田舎のエンターテイメント。

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お盆になり、奥さんの実家に来ているのである。

 

ウチの奥さんの実家はコンビニもないような

 

 

超ど田舎

 

 

であり、

 

石を投げたら高齢者にあたるぐらい過疎化が進んでいる場所である。(←高齢者に石投げんな)

 

そんな限界集落街道まっしぐらの町に来ているわけなのだが、

 

いざ来てみると毎回思うのだが

 

 

魅力だらけ

 

 

だなと思わされるのである。

 

まず

 

 

飯が旨い。

 

米がとりあえず旨い。

 

普段あまり白米を食べない私だが、現地で取れたという米がツヤツヤしていて美味。ついつい食べ過ぎてしまう。

 

さらに、野菜も畑でとれたものを天ぷらや漬物にして出してもらう。

 

アパートでは揚げ物を作ることそのものを敬遠しがちである。なんと贅沢なことか。

 

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さらに外でバーベキューである。

 

アパートの小さな庭でバーベキューしようものならクレームの対象も良いところ。

 

しかしここでは自然の中で肉を食べながらビール。どれだけ騒いでも怒られない。なんと素晴らしいことか。

 

子ども達もとにかく楽しそうである。

 

外にプールを出して、水をジャバジャバ出して水遊び。

 

普段なら水道代が気になってしまうところだが、井戸水であるようで一切のお咎めなしである。

 

さらに蝉の殻集め。

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50匹近い蝉の殻を集めて喜んでいた。

 

全く意味はないが、ただただ楽しそうである。

 

観察してみると、こんなにも細いところまでよく綺麗に脱皮するもんだと感心する。

 

さらに餅つき。

 

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つくと機械で作ったのと違ってフワッフワで柔らかくなるんですね。

 

今餅つきって学校でもNGのところ多いのである。衛生的に色んな人間が触るのがダメらしい。昔の常識は今や贅沢なのである。

 

 

さらに釣りまで。

 

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釣れた魚は塩焼きにしていただいた。

 

 

しかし、絵に描いたような田舎の夏休みである。

 

次々と蝶をつかまえたり、虫を捕まえたりする子ども達の姿がさながら、

 

 

実写版動物の森

 

 

のようだなとすら思う。

 

こういうところでは、やっぱり

 

遊びが主体的になるっていう良さがある

 

んだなとふと思う。

 

どうしても普段生活していて、外でご飯を食べると、スマホで動画を見せて子ども達に静かにしてもらうということもあるだろう。

 

 

それ自体は仕方がないことかもしれないが、どうしても一方的で子ども達の方から主体的に働きかける遊びにはなっていないと思う。

 

 

その点こういうところでは好きに子ども達が自分のやりたいことをやっても許される空気感があって、「どうしたら魚がもっと釣れるのか?」なんて試行錯誤しながら楽しみ方を考えていく。

 

 

田舎の強みってあるよなぁと改めて思わされているのである。

 

いや、良いところですわ。

 

 

 

 

親になってわかったこと。

 

 

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(写真は適当なフリー画像です。念のため)

 

最近、いろんな人から「丸くなったね」と言われるようになった。体型ではなく性格のほうである。

 

自分ではあまり意識していなかったのだが、バレーにおいても

 

「全然怒らなくなりましたね」

「ちょっと前までかなり厳しい人だったのに」

 

と言われるようになってしまい、自分でもなんだか寂しい思いがある。

 

これはきっと、娘が生まれたからである。

 

今まで当たり前のように言っていた言葉も自分の中でキツく感じるようになっていて、言えなくなっているのかもしれない。

 

ちょっと前にクラスの生徒が美術の授業で他の生徒の体操服に絵の具をつけてしまったことがあった。

 

故意ではなく、振り向きざまの事故のようなもの。ついた量もわずかなものだし、つけてしまった方は謝罪もしていたので、スルーしてもいいレベルだったかもしれない。

 

 

でも、

 

「もし自分の娘が絵の具をつけて帰ってきたら」

 

と想像したら、

 

やっぱりいじめとか、友達とうまく行ってないとか、そういうことを疑うのではないか。

 

そう思えてきて慌てて家庭に電話を一本入れたのだった。

 

こういうことは他にもある。

 

ちょっと前の話だが、初めて離乳食で卵を食べた娘がアレルギー反応を起こし、救急車で運ばれたのである。

 

私が年休をとって病院まで迎えに行くと、娘は点滴を受け終え、腫れた顔で待っていた。


その顔たるや通常時の朝青龍、もしくは試合後の長谷川穂積である。

 

どうやらうちの娘はアレルギー体質であるらしい。

 

学校の教員なのでこれまでもアレルギーのある子というのは把握してきた。

 

でもその一人一人がこういう経験をしてきているのだなぁとしみじみと思ったのである。

 

まぁ今回の記事で私何が言いたいかというと、娘が生まれたことによって確実に私の経験は広がっているということ。

 

これまでできなかった経験を娘がいることでできているし、そのことが自分の成長にもつながっていると思う。

 

子育ては大変だし、奥さんは私の数倍大変なのだが、人生でこんな経験なかなかできないなぁと思いながら楽しむことにする。

 

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写真は読むと娘がよく笑う「ぱかっ」という絵本である。

 

たまごの割れるシーンを「ぱかっ」と大げさに読むたびに大笑いしている。

 

自分の顔をパンパンに腫らせた卵が割れるシーンをみて大笑いする娘。ピエール瀧がコカインを見て爆笑しているようなものである。

 

パンク。狂気。

 

これもまた私の人生勉強なのである。 

 

 

 

 

 

 

これで伸びる?身長の伸ばし方。

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私ほど身長に悩まされてきた人なかなかいないんじゃないかなって。(ちなみに166センチ)

 

というのもまずバレーですよね。

 

私ずっとバレーっていう競技をやってきたんですけど,バレーボールってどうしたって体格が必要なんですよ。

 

 

でかければでかいほど有利な競技なんですね。

 

私は自分の出来る限界までテクニックは磨いたつもりなんですけど,最後はどうしたって体格がものを言うわけです。

 

スパイカーやってましたけど,180センチのブロッカー3枚につかれた日にはもう,ネットの上をボール超えさせてもらうことすら出来ませんでしたね。

 

壁に向かってずっと打ってる感じ。高さがないので,上から押さえ込まれちゃうわけですよ。

 

なのでもう現役時代とか本当に身長があればな…と何度思ったことか計り知れないですよね。

 

さらに,

 

 

女子受けの悪さね。

 

「いや男は顔でも身長でもないよ,性格だよ。」

 

って言う人いると思うんですけど,

 

 

「そんな綺麗事はいらねぇんだよ」

 

って話ですよ。

 

考えてもみてください。

 

175センチのモデル体型の美女がいたとして,その女性がパートナーとして166センチの顔のでかい則巻千兵衛みたいな男を選んで歩く絵が想像できますか?

 

 

 

って話なんですよ。

 

 

選ばないでしょ。

 

だれがそんな作画崩壊した5頭身と歩くんだって話でしょ。

 

だからこう,種の保存っていう意味でも小さい男っていうのはすごく不利益だと思うんですよね。

 

そんな私だから,身長の伸ばし方みたいなのは人一倍敏感に反応してきたわけですよ。

 

それこそ

 

中学の給食の時には給食一切食べずにクラスから牛乳かき集めて12本(2,4ℓ)飲み干してみたり

 

(そのあとトイレに駆け込んだ)

 

高校の頃はどうしても身長伸ばしたくて身長伸ばすっていうヨガの高い教材を親に泣きついて買ってもらったり。

 

 

(毎日ヨガした)

 

そのヨガの教材についてきた身長伸ばすのにいいって言われていた食材を食べまくってみたり。 

 

 

(毎日大豆とった)

 

そんな凄まじい努力を色々としてきたんですけどね。

 

結果は見ての通りですよね。

 

無意味

 

でしたよね。

 

というのもですね,

 

 

 

これが行き着いた結論なんですけど,

 

 

身長っていうのは遺伝でほぼ決まるんだと思います。

 

 

ターゲットハイトというのがあるようでして。

 

男の子

(父の身長 +母の身長 +1 3 ㎝)➗ 2

※ ± 9 ㎝くらいの幅 がある 。

 

女の子

(父の身長 +母の身長 ー 1 3 ㎝) ➗2

※ ± 8 ㎝くらいの幅 がある 。

 

 

で算出できるみたいなんです。

 

 

他にも,以前バレーボールの全日本のジュニアユースの監督とお話しさせていただいたことがあるんですが,

 

元から身長が大きくて

 

「これは大きくなるぞ」  

 

 

「バレー選手として将来有望だぞ」

 

っていう予測のつく子の身長の推移を,成長曲線としてグラフ化しているみたいなんですね。

 

んでそれをみていくと,

 

将来的に何センチになるか、ほぼ正確に出せる

 

んだそうです。

 

もちろん極端に栄養失調だったりする場合とかは多少誤差が出るそうですが,ほとんど誤差の範囲みたいです。

 

つまりですけど,

 

 

身長は生まれた時から決まってる

 

と考えてほぼ間違い無いんじゃないかと思います。

 

ただターゲットハイトとして最大18センチの差が出るあたり(その差がでかいだろ)とか,

 

 

これから先技術の発達で身長なんていくらでも操作出来そうではありますけどね。

 

ただ今回私が書きたいのは,

 

こういう人のコンプレックスにつけ込んで悪い商売しようとする人間がいるから,ほんと気をつけてくださいね 

 

 

っていうこと。

 

あくまで私の経験上ですし、これから技術が発展してくる可能性があるので、一概には言えないですが、

 

 

いわゆる「背を伸ばします」とうたっている商品はかなりの確率で、コンプレックスにつけ込んで、ただただ一般的な健康食品や快眠商品を押し付けてくる可能性があります。

 

あともう一つ言っておきたいことがですね、

 

 

 

 

小さい自分の活かし方を考える方がいいんじゃないか

 

っていうことなんですよ。

 

アイシールド21っていう漫画が好きで。

 

その中に出てくる

 

「ないものねだりしてるほどヒマじゃねえ。あるもんで最強の闘い方探ってくんだよ、一生な」

 

っていうセリフが好きなんですよね。

 

身長がないって嘆いても仕方ないし,自分に与えられたもので勝負するしかないんですよね。

 

私だったら身長とかない分,フェイントとかサーブとかレシーブとかで頑張ったんですよ。

 

 

そんな小さい自分が点数取ったりするからコートの中で目立つわけですよ。これ大きかったら普通ですもん。

 

それに女子受けにしたって、スタイル悪いならトーク磨いたり洋服考えたりすりゃいいんだって思ってやってきましたからね。

 

なんで,コンプレックスはすごくあったんですけど

 

 

その制限があったことが自分の今の強みを作り出してるところあるんじゃないかな

 

 

とも思うんですよね。

 

 

まぁほら使うボディソープも少ないし,服の布だって少ないし地球に優しいのはどっちだって話ですよ。

 

 

小さい奴にしか出来ないことを考えた方がよっぽど人生豊かになると思うんです。

 

なので、このことが同じことに悩むこれからの世代に伝われば幸いです。

 

本日も読んでくださりありがとうございました。

 

 

 

【レビュー】伊坂幸太郎『シーソーモンスター』

伊坂幸太郎さん好きでよく読むんですよね。最近こちらを読んだのでレビュー書きます。

シーソーモンスター (単行本)

シーソーモンスター (単行本)

 

こちらの作品は、螺旋プロジェクトの中の一作品となっているわけです。

螺旋プロジェクトとは?

8人の作家がテーマに従って書く企画みたいです。

 

古代から未来までの日本で起こる「海族」と「山族」の闘いを描く

 

っていうのが共通のテーマみたいで,

 

①山族と海族の対立を書く

②全ての作品に同じ「隠れキャラクター」を出す。

③共通アイテムを任意で出す

 

っていうルールみたいです。

 

各作家にはさらに古代 、中世、明治、昭和、平成、未来といった時代が振り分けられ,その中で物語を書いていきます。

 

海族と山族がどう出てくるのか,そして共通するアイテムをどう切り取って出してくるのかに作家のセンスが問われる企画なわけです。

内容

伊坂さんのこちらの作品は,

昭和後期がテーマの「シーソーモンスター」と,近未来がテーマの「スピンモンスター」からなります。

 

 

「シーソーモンスター」は嫁と姑が「海」と「山」で対立しているっていうお話。嫁と姑の間にはさまれるサラリーマンが主人公です。

 

「スピンモンスター」は近未来で機密事項は手紙でのやりとりが主流になっている設定で。その配達人が結構な過去をもっているんですが,その人をめぐるお話です。

感想

2つお話入っているんですが,シーソーモンスターの方がめちゃくちゃ面白かったですね。

 

嫁と姑っていう海族と山族の対立で書いているわけなんですが,この2人のキャラクター設定がさすが伊坂幸太郎といった感じ。平凡で終わりません。

 

のほほんとした嫁と姑の話かと思いきや裏切りあり,バトルあり。

 

確実に話を面白くする手法がホントすごいなぁといつも思わされます。

 

サクサク読めるし,中学生とかが読んでも十分に楽しめる内容だなと思いました。

 

読みやすかったです。

 

 

追伸

本を読んで一番思ったのは、「私だったらどんな海族と山族の対立を書くか?」ってことなんですよね。

 

やっぱりそこは時代は「令和」。さらに海族と山族の対立として私と妻の対立を書きますかね。

 

皆さん気づいてましたか?

 

 

 

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これら全て私なりの螺旋プロジェクトですからね。

 

まぁ冗談ですけどね。

 

今後も怒られない程度に書きますね。笑

 

先生達はどうやって練習試合を組んでいるのか?②

 

 

どうも大仏です。

 

大仏先生@ほぼ毎日ブログを書く教師。 (@sunostrism) on Twitter

 

話の流れがわからない方は最初にこちらをご覧ください。↓

 

suno200002000.hatenablog.com

 

 

ということで私は,四皇に挑むルフィみたいな気持ちで強豪校の先生にファックス送りまくったんですよね。

 

「いついつ空いてます!練習試合おねしゃす!」

 

「この日うちの体育館使えます。良かったらおねしゃす!」

 

ってな感じで送ったんですよ。

 

これで1つずつ倒して一年目で頂点立ってやろうっていう気ですよね。

 

そしたらある日私よりちょっと上の先生から突然電話かかってきましてね。

 

その人が私にこういうわけですよ。

 

「お前何した?」

 

と。

 

さらにこういうわけです。

 

「お前…めちゃくちゃキレられてるぞ…」

 

と。

 

なんということでしょう……

 

 

話を聴くと私の送ったファックスについて、

 

四皇(強豪校)のうちの1人の先生がめちゃくちゃキレてる

 

 

とのことなのです。

 

 

私は事情を説明しました。

 

「ちなみに何したの?」

 

「いや,ファックス送りました。いついつ空いてるからお願いしますって。練習試合して欲しいって」

 

「電話は?」

 

「してないっす」

 

「ちなみに面識あるの?」

 

「全くないっす」

 

「いや,そんな失礼なやり方あるか!普通何回か電話でやりとりとかあってから申し込むもんだろ」

 

「え?時間もったいなくないですか?」

 

「いや,そうかもしれないけども。礼儀の問題なんだって…特に上の世代はそういうの凄く気にするから…」

 

「そうなんすか…」

 

「そうなんだよ。この県でバレーしてたからったらあの先生に怒られたらマジで大変だぞ。すぐ謝ったほうがいい」

 

という私の身を案じてくれる電話だったんですよね。

 

もう聞いた瞬間私は冷や汗が止まらないわけですよ。

 

「どうしよどうしよどうしよどうしよどうしよ…」

 

人生でこれまでにないくらい「どうしよ」って言葉が頭を駆け巡りましてね。

 

 

これまで自分のことをルフィって書いてきましたけど,実際のところ私のハートの小ささってルフィっていうより、

 

 

ウソップ

 

 

ですからね。

 

 

もうビビりまくってですね。

 

大きな大会の時にその大御所の先生見つけたので,すぐ行って直接平謝りしましたよね。

 

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(ワンピース参照)

 

もう体育館のコートで土下座する勢いでしたけどね🙇‍♂️

 

 

「ホント失礼なファックスいきなり送りつけて大変失礼しましたー!」って。

 

 

まぁ向こうからしたら顔も見たことない奴がいきなり謝ってくるわけですから、「誰だこいつ?」って感じでぽかんとしてましたけどね。

 

もうその件あってから今では電話したりしてからファックス送ってますけど。

 

その辺の社会人の当たり前が当たり前にわからないですから,大学で教えといてよって思いましたよ。

 

ただ正直なところいまだに電話のやりとりって時間の無駄だし、私は電話なんぞしてこなくてもメールだけで申し込まれても全然なんとも思わないですけどね。

 

 

だから人によりますね。

 

 

ということで本日の結論なんですけどね。

 

【結論】

練習試合は人をよく見て申し込め。

 

ってところですね。もう私みたいな思いをして欲しくないのでここに書いておくことにします。

 

現場からは以上です。

 

本日も読んでくださりありがとうございました。

 

 

先生達は練習試合をどうやって組んでいるのか?

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どうも大仏です。

 

大仏先生@ほぼ毎日ブログを書く教師。 (@sunostrism) on Twitter

 

今日は一般の皆様が気になって気になって仕方ないであろう,

 

先生達ってどうやって練習試合を組んでいるのか?

 

について書いてみたいと思います。

 

「いやお前,そんな細かい話すんのか…」

 

って言われる方もいると思うんですけど,みなさんもいつ

 

「明日からバレー部の顧問やって」

 

って言われるかわからないじゃないですか。

 

「いやそんなことあるわけないだろ」

 

っておっしゃる方も多いと思うんですけど,これ教員の世界では当たり前にあり得るんですね。

 

私はバレーが専門ですが,「今年は水泳を頼む」なんて言われることもあったわけですよ。

 

競技経験があろうがなかろうが部活もって専門性を求められるのが教師なんですね。

 

そして,そういう時は二択を迫られることになるわけです。

 

①断固拒否する

 

②受け入れてなんとか努力してやりきる

 

 

最近では①も増えているようですが,私とかそんな勇気ないですからね。②なんですよ。

 

多分多くの先生方もそうでしょう。

 

なのでこれからの人生でいつ練習試合組む立場になるかわからないですからね。その辺の話を書いてみようと思います。

 

チームの回し方

まずどう回すかなんですけど。

 

私の経験上バレーの場合は半面の場合3チームがベストです。

 

2チームだと相手との力量に差があった時に,一気に子ども達のやる気がなくなるからです。

 

3チームだとその辺ちょっとマイルドになるというか。モチベーションを保ちやすいように思います。

 

それにゲームしてない一校を審判にすることができますからね。

 

なので,

 

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こんな感じで回します。(←わざわざ書いた)

 

コート外れてるCが審判であとは時計回り。これで2試合やって一回休憩というリズムも出来るわけです。

 

両面取れる時は五チームがやりやすい。

 

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こんな感じで4つ試合やって1つ休憩みたいな感じで回します。

 

全てのチームとも当たれますし、やりやすいですね。

 

 

バレーは基本こんな感じで回します。1セット終わったら5分休憩とって次のゲームスタートみたいな。

 

その点本当に競技によって様々で、バスケはハーフゲームで時間設定されていて…みたいな感じなんですよね。

 

まっ競技経験者に聞くのが一番早い

 

ですね。(←じゃあ書くな。)

 

チームの集め方。

 

「おいおいおいそもそもチームをどうやって集めるんだい?」

 

って方もいると思うのでこのブログを読んでくださっている皆様だけに特別に解説します。(本当に内密にお願いしますよ)

 

チームを集める方法。それが…

 

 

 

 

 

 

 

電話です。(←もったいぶんな)

 

練習試合をしたいなと思った学校に電話して顧問の先生にお願いする。それが唯一の方法です。

 

「面識なくても大丈夫なんですか?」

 

という方もいるかと思うんですが,基本問題ありません。

 

ちなみに私は自分から電話するのが面倒でたまらないので、向こうからかかってくるとすぐ飛びつきます。

 

あと私立の高校とかも選手の確保したいところがあるのでかなり積極的に受け入れてくれますね。

 

 

なので練習試合を組むためにいろんな学校に電話することになるんですけど,

 

 

これがめちゃくちゃ面倒

 

なんですよ。

 

というのも先生たち忙しくて職員室にいないですからね。

 

「もしもし,バレー部顧問の〇〇先生居ますか?」

「すいません,今授業中で席を外していまして…」

 

「(放課後)もしもし,バレー部顧問の〇〇先生居ますか?」

「すいません,今部活指導中で…」

 

「(部活後)もしもし,バレー部顧問の〇〇先生居ますか?」

「すいません,退勤しました」

 

 

っていうやりとりがめちゃくちゃ面倒なんですよね。

 

まあそこをなんとか電話繋げてチーム集めて最終決定事項(時間とか駐車場とかの連絡)をFAXで流すっていうのが一般的な流れなわけなんです。

 

これが一番オーソドックスなやり方なんですけど、いかんせん

 

 

無駄が多いなぁと。

 

私は無駄なことをとにかくやりたくないので,この練習試合の組み方にもっと楽なやり方がないものかと考えていたわけですね。

 

そんな中で私はある画期的な方法に出会ってしまったわけです。

 

ある日私の手元に見知らぬ先生からこんなファックスが来たわけです。

 

「この日とこの日が空いてます。うちの体育館使える日はこんな感じです。もし練習試合出来そうだったら連絡ください」

 

これ見た時,めちゃくちゃ合理的だなって思ったんですよ。電気が走りましたよね。

 

 

 

だってほらいちいち日程の調整とか電話かかるまでの手間とかないじゃないですか。

 

 

 

これはいい!

 

 

そう思った教員一年目の私はですね、

 

おんなじ形式で強い学校にFAX送りまくったんですよ。

 

県内に有名な先生,名前をよく聞く先生がいるなってことに気づいて。

 

まぁ,部活界にもワンピースでいうと,

 

四皇クラス

 

の先生がいるわけですよ。

 

なので私は,

 

「この日空いてるんでよかったらおねしゃす!」

 

っていうテンションで会ったこともない四皇にファックス送りまくったんですよね。

 

もう気分はルフィですから。順番に全員倒してやろって感じですよ。いうなればゴムゴムのファックスですよね。

 

その結果どうなったかっていうとですね…。

 

 

(長いので続きます)

 

 

 

夢の国の話。

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夏休みじゃないですか。

 

休み取って家族三人でディズニーランドに行ってきたんですよね。

 

私も修学旅行で引率で行く以来の久しぶりのディズニーランドですから,結構テンション上がっちゃって。

 

ついて早々「よっしゃ何乗る?!」ってノリノリで奥さんに聞いたんですよ。

 

そしたらですね、

 

「いや、乗らないから」

 

「乗れるわけないじゃん、こんな小さい子(一歳なりたて)いて」

 

 

って言われたわけですよ。

 

え?

 

 

って思いましたよね。一応言い返します。

 

「いやでもほら、せっかく来たんだし。せめてメリーゴーランドとかさ、安全そうだから大丈夫でしょ?」

 

って聞いてみたんですけど、

 

「何があるかわからないからダメ」

 

って言うんですね。

 

「イッツァスモールワールドは?」

 

「(娘が)暴れて船から飛び出すかもしれないし、そうなったら本当に危ないからダメ。下は水だし」

 

って言うんですよ。

 

うちの奥さん超がつくほどの慎重派なんですね。超生真面目とも言えます。

 

 

たまらず私は聞きました。

 

「え、じゃあ何すんの?」

 

「景色見て、パレード見てお土産買えればそれで十分でしょ」

 

もうここまで来て本当に驚いてしまってですね。

 

ちょっともう私もイライラしてきてしまったんですよ。

 

 

そこで別の方向から攻めてみました。

 

 

「わかった。じゃあ、(娘を)ベビーシッターに預けて乗り物乗ってこようよ」

 

「いやいや、そんな無責任なこと出来るはずないじゃん。絶対無理」

 

言いたいことはわかりますけど、こっちはわざわざ休みとって、お金使ってここまで来てるわけじゃないですか。

 

 

景色見たいだけなら、グーグルアースでも見とけって話ですし、

 

お土産欲しいならイオンの中のディズニーストアにでも行っとけって話じゃないですか。

 

 

もうラチあかないんで流石に私ももうキレてしまいましてね。

 

 

奥さんから娘奪って走って逃げたんですよ。

 

奥さんの目を盗んで走って。

 

んでもう頭に血が上ってる状態でスペースマウンテンの列に並んだんですよ。

 

せっかく来たからにはこれくらい乗りたいですからね。

 

 

それでずーっと待ってたら、入り口で、

 

「すいません、お子様は…」

 

ってキャストさんに止められたんですよね。

 

 

でももう私ももうさっきの奥さんとのやりとりで完全に頭に血が上ってますから。

 

 

「いいです。何かあっても全て私の自己責任で構いません。絶対にディズニー訴えたりしません。何ならここで誓約書書いてもいいです。いいから乗せてください」

 

 

って言いまくって。

 

 

それでも載せてくれなくて私も「いいから載せてください」「訴えないって言ってるでしょ」って譲らなくて。

 

 

そしたら後ろにいたヤンキー3人組に、

 

「おっさんいい加減にしろよ」(←正論)

 

 

って後ろから思いっきり殴られましてね。

 

 

私も腹立ってたんで、その場で抱っこ紐使って背中に娘くくりつけて。

 

そのままヤンキーに応戦したんですよ。

 

 

ちょっと背中に娘背負ってたんで、かなり動きづらかったんですけど、最終的に3人ともボッコボコにしてやりました。

 

 

 

っていう、

 

 

 

 

夢を見たんですよ。

 

 

いやぁ、良かった。夢でよかった。

 

途中から私も「あれ?俺ってこんなにバイオレンスなやつだったっけ?」って思いながら拳でヤンキー達と語ってたんですけどね。

 

だいたいディズニー行く金なんてどこにあんだって話じゃないですか。今年なんぞ帰省したら終わりですよ。

 

まぁほら夢の国ですからね。夢の国が夢見せてくれちゃったかなって。

 

 

ちなみにこの話を奥さんにしたら、

 

「いやいや乗り物なんて乗らないでしょ」

「ベビーシッターにも預けないし」

 

 

って言われたんでね。

 

 

この話は、夢の国の話じゃなくて、私にとっては

 

真夏の怪談話

 

みたいだなと思って震えてましたけどね。

 

追伸

いやぁ事前にシュミレーションしておけて良かった。今日も読んでくださり、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【レビュー】『心を強くする「世界一のメンタル」50のルール』ーサーシャ・バインー

どうも大仏です。

 

大仏先生@ほぼ毎日ブログを書く教師。 (@sunostrism) on Twitter

 

 

今回は最近読んだこちらを今日はレビューします。

 

心を強くする 「世界一のメンタル」50のルール

心を強くする 「世界一のメンタル」50のルール

 

サーシャ・バインとは?

大坂なおみさんの元コーチですね。

 

1984年生まれのドイツ人。セリーナウィリアムズといったテニス界のビッグネームのコーチを経て,大坂なおみのコーチに就任。

 

当時世界ランキング68位だった大坂なおみを一気に世界ランク1位まで引き上げるっていう,まあ誰もが認める敏腕コーチなわけですよ。

内容

私としては自分もバレーのコーチングしてるんで参考にしたくて読んだんですけど,大まかにいうとこんな内容です。

 

・伸ばしたいポイントにフォーカスして練習する。

 

・プレッシャーをポジティブにとらえ,「自分の背中を押してくれるもの」だと考える。

 

・この努力は他の誰のためでもなく,自分のためだと考える。

 

・選手は常にこちらの表情を見ているから、ゲーム中のコーチは表情にも気を使う。

 

・人は心地よい場所に身を置きがちだから,時にリスクを取らないと成長しない。

 

・オフェンスがうまくいかない時はプランBを作っておくことが大事。

 

・怒りは落ち着く上でも大事。怒りは発散させていい。

 

・10秒あったら深呼吸を。

 

・試合の前はタオルを頭からかけて1人になる。

 

などの精神面でのポイントを,大坂なおみが勝ち上がっていったときのエピソードと一緒に解説している本です。

 

 

感想

 正直私もコーチングに関しては色々と本を読んできているので,あんまり斬新な内容ではなかったかなぁという印象です。(そういう意味では自分がやってきたことの方向性は間違ってないんだなという確証にもつながりました)

 

どの競技においても試合に向けての気持ちのコントロールの仕方はあまり大差ないんじゃないかと。

 

(緊張しない方法について書いた記事はこちらもご覧ください↓)

 

 

suno200002000.hatenablog.com

 

 

なのでこの人がここまでいろんなプレイヤーを押し上げているのはメンタル面もそうですが,書かれていない技術面の指導がもっとすごいんじゃないかと思いましたけどね。

 

そして最終的に一番私の中に残ったのは結局

 

大坂なおみはなぜコーチ契約を解消したのか?

 

ってとこなんですよね。

 

 

本の中でその理由についてサーシャさん本人も,

 

「事情はよくわからない」

 

って言っているわけですよ。そして大坂なおみも濁していると。

 

部外者がとやかく憶測でいうのは無粋だと思うのでやめますけど,私としてはやっぱり成果出すだけじゃうまくいかないこともあるってことをこの件は言ってると思うんですよね。

 

勝つだけじゃない満足感みたいなのって絶対あるんじゃないかなと思った次第です。

 

コーチングの参考にしたい方の参考になれば幸いです。

 

 

追伸

いやあやっぱり恋愛感情かなぁ?それとも色々口出されるのがいやだったのかなぁ?笑(←無粋か)

 

今日も読んでくださりありがとうございました!

信用が何より大切になる世界がすぐそこまで来ているっていう話。

どうも大仏です。

 

大仏先生@ほぼ毎日ブログを書く教師。 (@sunostrism) on Twitter

 

 

ほりえもんさんが好きで,メルマガとかも取ってるんですけど,その中でも多動力がやっぱりすごく説得力あって好きなんです。

 

多動力 (NewsPicks Book) (幻冬舎文庫)

多動力 (NewsPicks Book) (幻冬舎文庫)

 

 

この中でほりえもんさんは、

 

「お金より信用が大事」

 

「お金がなければ借りればいい。でも借りられなかったらその時点で終わり」

 

「その日泊まるところがなくても信用があれば泊めてくれる人がいる」

 

「だから信用があるってことが何よりも大切」

 

みたいなことを言っていて。あぁ確かになって納得させられたわけです。

 

この「お金より信用」については,DJ社長さんの動画がそれをまさに体現しているので,そちらもおススメです。(https://m.youtube.com/watch?v=PPnbEiXSYM8

 

そして最近聞いた話で中国が

 

「信用が何より大切」

 

を教育の世界にも取り込んできているようで,その話を今回は紹介させていただきます。

 

中国では信用がスコア化されて点数になって表示されるんだとか。


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・学歴

・支払いの能力

・クレジットの返済履歴

・人脈(SNSでの交友関係)

・生活行動

 

 

これらの行動を蓄積して,一人一人に数値化された5角形のグラフが作られると。

 

そしてこの5角形の大きい人,つまり社会的な信用が高い人は様々な恩恵を受けられるらしいのです。

 

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<信用スコアの高い人のメリット>

 

・各種料金は後払いになってもいい。

・賃貸借りる時も敷金いらない。

・旅行の時もビザ取りやすい。

マッチングアプリでも優先的に紹介してもらえる。

・ローンの融資受けやすい。

・シェアサイクル借りる時も補償金なし。

 

 

これはあくまで一例で,他にも色んなメリットがあるようなのです。

 

色々なものの料金には,

 

「これちゃんと返してくれないと困るな」

 

「返してくれなかった時にこっちが損を被るのは嫌だから料金に上乗せしておこう」

 

っていう風に信用がない人が裏切った時の保証分も上乗せして料金が決定されているわけですが,信用スコアの高い人はこれらを取り払った値段でサービスを受けることが出来たりするわけですよ。

 

だって信用があるから。

 

この人達は絶対お金とか返すし,モラルもしっかりしてるっていう信用がそれを可能にしているようです。

 

なので学生のうちからこの信用スコアをいかに高めていけるかが,人生を有利に進める上でもすごく重要になってくると。

 

それぞれが信用スコアを高めようと頑張った結果,中国では不法投棄の自転車がなくなったんだそうな。


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不法投棄すると,信用スコアが下げられてしまうからです。

 

 

そして学習についても日頃の取り組みや,テストの点数が数値化されて学習履歴として残っていくと。


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それを見ればその子がどんな取り組みをしてきて,どれくらいの能力を持っていて,人間的にどんな子かはもう一目瞭然になってしまうわけです。

 

つまり,

 

もう入試は必要ない

 

そんな世の中になるみたいなんですね。

 

日頃の子ども達の取り組みがもうそのまま合否の判断材料として使えるからわざわざ手間かけて採点して合否決める必要もなくなるんですよ。

 

 

だから私はこの話を聞いてすごく思いましたね。

 

「信用が何より大事な世界が来てる」

 

って。

 

 

ヤンキーとかが受験の時だけ頑張るとかっていう誤魔化しがきかなくなっていくんだと思うんですよ。

 

 

 

ただね。

 

個人的にはそれの怖さもあるんじゃないかなって聞いた時に思って。

 

っていうのも何が信用につながるのかって結構曖昧で,時代だったり国によったりですごく変化するところあると思うんですよ。

 

 

例えば日本では「転売」というのが,やっちゃいけない行為(=信用を下げるもの)として扱われているけれど、

 

海外ではそれは

 

「頑張って買った人が得るべき当然の権利(=信用には何も関係しない)」

 

 

と見てなんら信頼に関わらなかったりするわけですよ。

 

ちなみに学校で働いている私は,

 

「掃除頑張る子は信用できる子」

 

 

だと思っているんですけど,

 

先生によっては

 

「掃除はルンバに全て任せるべき」

 

っていう人もいるんですね。それぞれ考えあっていいと思うんですけど。

 

だから何を言いたいかというとですね,

 

「何を良い価値観とするか」

 

が案外難しいんじゃないかなって思ったんですよね。ほら戦争の時に「戦争反対」っていうのはいい価値観じゃなかったから「非国民」とか呼ばれたわけじゃないですか。今は逆ですよね。それぐらい価値観てあやふやでいつでもひっくり返るんだと思ってるんですよ。

 

それに過去からデータが記録されていくってことは逆転を起こすのか難しいから,余計に貧富の差とかも広がりそうだなって思ってみたり。

 

現実に信用スコアを引き上げるための詐欺みたいなのも中国では起こっているようです。

 

なんにせよそういう世の中になってきてるっていう変化がとても面白いなぁと。

 

本格的にこの流れが日本に入ってきたら,教育現場の風景も一変するんでしょうね。みんな信用スコア稼ぐためにお手伝いしまくるでしょうから,先生達も評価するのが難しくなりそうです。

 

いやぁこれは勉強してないと,追いつけないぞこれと思う今日このごろでしたわ。

 

 

追伸

大学の頃、何も言わずに突然バイトに来なくなるヤツとかいたけど、多分めっちゃ信用スコア低いだろうなってふと思いだしましたね。

 

本日も読んでくださりありがとうございました!

【レビュー】PRESIDENT—忘れない勉強法ー

学校で面談してると、一番よく聞くキーワードが,

 

「勉強の仕方がわからない」

 

っていうものなんですよ。多くの生徒がこれを言いますし,また保護者の方々も,

 

「うちの子は勉強の仕方がわかってないんです」

 

ってよく言うんですね。

 

この言葉本当によく聞くんですけど,これの真意が私にはよくわからなくて。

 

だって勉強の仕方って机に向かって,ノートと参考書を開いて,問題を解いていきなさいっていう話じゃないですか。

 

だから

 

そのやり方が分からないってどういうことなんだろう?

 

っていつも思ってたんですよ。まさかペンの握り方が分からないとかじゃないでしょうし。

 

この「勉強の仕方がわからない」の言葉の真意を私は掴みかねていまして。

 

私なりによく考えてみたんですけど,多分なんですがここで言われている勉強の仕方がわからないっていうのは,

 

「効率的に学習を進め,無駄なく最短でテストで点数を取る方法が分からない」

 

って意味じゃないかと思ったんですよね。

 

たしかに子どもたち見てると,

 

 

・学習進めるペースがつかめていなくて範囲 を網羅できないままテストに突入していたり。

 

・ひたすら教科書をノートにコピー機みたいに丸写ししてやった気になっていたり。

 

・ひたすら漢字の偏だけを最初に書いて,あとで書き足すような漢字練習をしたり。(←私もやった)

 

 

とまぁ効率悪い勉強しているのは事実なんですよね。当然それに何時間も時間かけててもテストで点は取れるようにならないわけです。

 

だから単純に頑張ればいいっていう話じゃなくて。

 

いかに無駄なく学習を進めるかっていう,

 

 

効率的な勉強の仕方の勉強

 

 

っていうのを子どもたちは体得していく必要があるし,我々教員もそこをどう指導していくのかが大事だと思うわけですよ。

 

その辺の参考にしたくてこちらの本を買って読んでましたので,今回はレビューを書きます。

 

 

PRESIDENT(プレジデント)2019年8/16号(忘れない勉強法)

PRESIDENT(プレジデント)2019年8/16号(忘れない勉強法)

 

内容は要約するとこんな感じ。

60代・70代で難関資格ゲット!脳の可能性は無限大◎最高齢合格者の学び方

世の中にはすごい人がいるんだなと思いましたよね。

 

雑誌の中では勉強して60歳で医師になった人,65歳で司法試験に合格した人なんかが紹介されています。

 

おじいちゃんおばあちゃんが記憶力確実に落ちてる中でこれだけ勉強してもの覚えてるんですからもう私とかひいては学生なんてまったく言い訳できないですよね。

 

私が感じたのは,これらの成功者はみんなアウトプットがメインにあるということ。

 

ICレコーダーに自分が勉強した内容を喋ってみて,それを聴きながら散歩したり。自分で思い出しながらノートに自分でまとめてみたり。

 

いろんな本にも書かれていますが,学んだことを「人に話す」ってすごく記憶の上で有効なんですよね。

 

だから子育てする上では「今日学校で何やったの?」って聞くのって案外学習効果を高める上でもものすごく効果あるんじゃないかなって私は思うんですよね。

 

あと生徒同士で問題出し合ったりするのよくありますけど,あれもものすごく効果高いと言えるでしょうね。

 

(つまり人とコミュニケーション取れる人の子の方が学力伸びやすいってことなんじゃないかと。1人でひたすら勉強しててもダメなんでしょうね)

 

 

脳を強化する3大メニュー

雑誌の中では,脳を強化するメニューとして,

 

①豚肉

記憶に関係するビタミンb1が豊富。←だからトンカツは理にかなってる。

 

②カレー

スパイスが脳を刺激する。

 

③蕎麦

GI値食品。高GII値の食品は血糖値を急激にあげるから眠気を起こして集中力が落ちるから。

 

をあげていました。他にも卵やらナッツやらでしたね。

 

読んでいて思ったのが,

 

筋トレしてる時のメニューに非常に近い

 

ってことなんですよ。

 

私筋トレ好きなんですけど,日頃から玄米とか蕎麦なんですよね。なんでGI値は意識しているんですけど,それが頭にとっても良かったんだなと。

 

体のこと気にかけるのが頭にもつながってるんだなって思いましたよね。

 

 

グローバルエリートは何をしているのか?世界の名門校の「地頭の鍛え方」

スタンフォードとかオクスフォードとかの大学を出た日本人の学習に関する考え方を記載してました。

 

根本的に教育に関する考えが日本とは明らかに違いますよね。

 

社会という型に適合する人間を育てる日本と,

 

今ある社会を疑ってよりよく作り変えていく人間をそだてようとする欧米

 

みたいな。

 

やっぱり日本の教育って遅れてるよな…と思っちゃいましたよね。

 

 

9割は要領!東大式「猛スピード勉強法」

「エクセルでクイズ形式で問題作ってシャッフルしながら解いて勉強する」

 

とか

 

「ちらっとみて,できる・悩む・全く分からないに分けて,最終的に全部できるになるまで解き続ける」

 

などの学習法を紹介していました。

 

正直なところやってることは昔ながらの単語帳と変わらないなっていう。

 

まぁ個人的にはそれぞれ合う合わないがあるんじゃないかなって思いましたね。

 

効率アップ!暗記,集中,計画…目的別勉強グッズ20

 

最近面白いの色々ででますよね。ツイッターで話題なのはこちら。

 

https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/yarukipen/

 

鉛筆につけると学習時間計ってアプリで記録作ってくれたり。

 

あとアレクサに学習時間測ってもらったりしてモチベーション上げている家庭もあると聞きました。すぐ調べられるし。

 

 

新しいものってテンション上がるし,面白いですよね。

 

ケータイを封印して規定時間開かなくしてしまうボックスが紹介されてたり,新商品見ているのがおもしろかったです。

 

(まぁ個人的には最終的には何を使うかじゃなくて本人がどうやるかだとは思いますけどね)

 

マンガ好き読者調査仕事に役立った「歴史コミック」ランキング

 

これ私も勧めているんですが,歴史の学習は漫画がベストだと思います。

 

話がイメージしやすいし流れもわかりやすい。コマがイメージ出来れば並べ替えの問題も対応できる。

 

雑誌の中では「キングダム」とか「バカボンド」みたいなのあがってましたね。

 

ただ私はやっぱり「マンガ 日本の歴史」みたいなシリーズを推しますね。

 

 

 

何がいいって図書館で借りられますからね。経済的な負担もなし。

 

下手に勉強するよりこれ読んだ方が勉強になるんじゃないかな。

 

ということで,今回この雑誌を読んで改めて私が思ったことの結論です。

 

 

 

結論

勉強が出来るようになりたかったら勉強だけしてても案外ダメ。人とコミュニケーションが取れて,しっかり運動して。漫画読むことだって学力につながっていく。

 

っていうところでしょうか。あとは結局本人がやるかどうかですからね。やり方がわかっているかどうかというよりも,目標があるかどうかが大きいような気がします。

 

なので,どうしたら夢とか目標がもてるのかっていうのがじつは勉強の仕方を教える以上に大切なんじゃないかと思う今日この頃です。

 

今日も読んでくださり,ありがとうございました!